家の断熱を示す「UA値」「断熱等級」とは?

★断熱性能には様々なレベルがあり、レベルによってメリットや効果に違いがある?★

 

北九州市の工務店アスカホームです。

省エネで、快適な暮らしをするために、大切なポイントとなってくる家の性能をご存じでしょうか?

それは断熱性能です。注文住宅を建てるうえで欠かせないチェックポイントとなります。

この記事では、断熱性能を表すUA値や断熱等級についてご紹介します。

あなたの将来の快適な家を建てるための知識として、ぜひご一読いただければと思います。

 

### 断熱性能等級とは ###

 

まず、家の性能を評価する際に用いられるのが「断熱性能等級」です。

これは、家の熱をどれだけ逃がさず、外部からの熱をどれだけ遮るかを示す指標です。

断熱性能等級は、低い方から高い方へ、1級から7級までの7つの等級に分けられます。

 

7級が最も高い性能を示し、1級が最も低い性能を示します。

住宅性能が向上するにつれて、快適性や光熱費削減の効果も高まります。

つまり、住宅を建てる際には、なるべく高い断熱性能等級を目指すことが重要です。

 

等級7 : 暖冷房使用時に発生する一次エネルギー消費量の約40%が削減可能な性能。
等級6 : 暖冷房使用時に発生する一次エネルギー消費量の約30%が削減可能な性能。
等級5 : ZEH基準相当レベル。
等級4 : 次世代省エネ基準といわれ、これまでの品確法では最高水準だった。
等級3 : 一定レベルの省エネ性能をもつ。新省エネ基準と呼ばれてきた。
等級2 : 約40年前の基準のため、省エネレベルは低い。
等級1 : 上記以外

 

### UA値とは。地域区分についても詳しくご説明 します###

 

次に、UA値についてご説明しましょう。

UA値は、熱損失を表す指標で、低い値ほど高い断熱性能を示します。UA値は「外皮平均熱貫流率」とも呼ばれ、単位面積あたりの熱の通り道を示します。建材の断熱性能や窓、ドア、壁、屋根などの部位ごとの性能を総合的に評価したもので、家の性能を客観的に評価するために非常に重要な要素となります。UA値が小さければ小さいほど、冷暖房効果が高まり、光熱費の節約につながります。

UA値は、地域ごとに異なる基準が設けられており、気候条件に合わせて設計された住宅が求められています。

 

 

### UA値の地域区分は ###

 

UA値の評価において、地域ごとの気候条件を考慮する必要があります。

日本の各地域によって気候は大きく変わるため、暖房と冷房の必要性は地域ごとに大きく異なります。そのため、UA値には地域ごとに異なる基準が設けられています。

具体的な地域ごとの基準は、気象データや気候に基づいて設定されており、これに合わせて住宅の設計が行われます。地域によってUA値の基準が異なるため、新築住宅を検討する際には、地域区分に合致したUA値を選定することが重要です。

例えば、北九州市や福岡市が入る地域区分5~7地域では「UA値0.87以下」となっています。

 

### 省エネ法とは ###

 

日本では、エネルギーの効率的な利用と環境への配慮を促進するために「省エネ法」が制定されています。建物の用途やタイプに応じて、基準値が設定されており、これを満たすことが建設許可の条件となります。省エネ法は、建築物の断熱性能向上を奨励し、エネルギー消費の削減を目指しています。この法律に基づき、住宅の建築においても省エネ基準が設けられています。

 

### 省エネ基準とは?また各基準値について ###

 

省エネ基準は、住宅のUA値などの断熱性能を規定する基準です。

建築物の用途に応じて、基準値が設定されており、UA値や断熱性能等級などの要件が含まれます。

これらの基準値を達成することで、エネルギーの無駄を削減し、快適な室内環境を保つことが可能となります。

省エネ基準値をクリアすることは、将来の新築住宅において重要な目標となります。

地域ごとの基準値は以下の通りです。

1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域
0.460.460.560.750.870.870.87

 

### HEAT20とは。基準値について ###

 

HEAT20は、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことです。

HEAT20は断熱、遮熱などといった性能の評価基準を屋根や外壁、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位について、設定しています。

HEAT20が設定する外皮性能基準はG1とG2の2段階となります。

G2の方がより高性能な外皮です。

この基準は、UA値や断熱性能等級に関する要件を定めており、エネルギー効率の向上を目指しています。

HEAT20に準拠することで、より快適な住環境を実現できるだけでなく、光熱費の削減にも寄与します。

 

1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域
G10.340.340.380.460.480.560.56
G20.280.280.280.340.340.460.46
G30.20.20.20.230.230.260.26

 

### ZEHとは。ZEHの基準値について ###

Zero Energy House(ZEH)は、ゼロエネルギー住宅の略で、その名の通り、年間のエネルギー収支がゼロになる住宅を指します。つまり住宅が年間を通じて自己消費したエネルギーを、再生可能エネルギーを通じてまかない、実質ゼロにすることを目指しています。つまり、ZEHの家は、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー源を活用し、その家自体がほぼゼロのエネルギーを外部から取り入れることなく、独自にまかなうことができるのです。

このコンセプトの根底には、環境への配慮があります。

化石燃料の使用を減らし、温室効果ガスの排出を削減することによって、地球温暖化への貢献を目指しているのがZEHの最大の特徴です。

さらに、住宅のエネルギーコストを削減し、エネルギー自給自足を実現することで、家計にも優しい選択となります。

家を建てる際に、ZEHを考えることは、将来の持続可能な生活に貢献するだけではなく、エネルギーコストを削減する、つまりは冷暖房費にかかる費用を最小限に抑えることにつながります。ただし、ZEHの基準値や要件について理解することが重要です。

各地域によるZEHの基準に適合するUA値は以下の通りです。

1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域
0.40.40.50.60.60.60.6

 

### 断熱等級ごとのメリットとデメリットについて###

 

断熱性能が高い住宅は、外からの空気の出入りや熱の伝わりを少なくすることで、外気温の影響を受けず温度を一定に保つことができる住宅です。

それにより消費エネルギーを抑えることが可能なため、冷暖房効率アップによる省エネ効果や冷暖房費節約、ヒートショック予防などのメリットがあります。経済的に優しくかつ快適な住宅といえます。

等級によって、住宅ローン減税控除額が拡大されたり、「ZEH支援事業」「こどもエコすまい支援事業」などの補助制度を利用できたりする可能性があります。(2023年こどもエコすまい支援事業は、予算に達した為、受付終了)

ただし、断熱等性能等級以外のその他の要件についても確認が必要です。

断熱等級が高い省エネ住宅は初期費用が高めなので、それらも事前のチェックが必要です。

 

### まとめ ###

 

新築住宅を建てる際には、断熱性能が快適で健康な生活に大きな影響を与えます。

UA値や断熱性能等級を理解し、地域に合致した基準を達成することで、光熱費の削減や快適な室内環境を実現することが可能です。

アスカホームでは、お客様の希望や地域の気候条件に合わせた最適な断熱性能を提供し、理想の住まいを実現するお手伝いをいたします

。将来の新築住宅についてお考えの際には、ぜひお気軽にご相談ください。

快適で安心な生活を実現する第一歩が、断熱性能の向上から始まります。

 

北九州で省エネで快適な暮らしを建てたい、もっと詳しく性能のことや補助金のことなどお得な情報をお知りになりたいお客様は、ぜひアスカホームへご相談ください。

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